急がば回れ?子どもに関する困り事への正攻法とは
こんにちは!
すももです。
あなたは、
先回りをして
子どもの問題を解決することは
ありませんか?
持ち物を確認しない
宿題をやらない
部屋を片付けない
口うるさく言って
言っても聞かないなら
こちらでやってしまうのが楽。
これは確かにうなずけます。
ところが、です。
これをしてしまうと、
子どもの成長の機会が奪われて
いつまで経っても自分で出来ない
ということになってしまいます。
自分で動かなくても待っていれば
お母さんがやってくれる
という考え方になります。
やらないから余計に口うるさくなり
子どもは更に耳を塞ぐ、
といった悪循環にもなりかねません。
ところが、
ある線引きをすることで
あなたの負担は減らすことができます。
お子さんが自ら
自分のやるべきことを
するようになります。
今回はその方法について
ご紹介します。
「問題所有の原則」
という法則があります。
親業訓練講座を始め、書籍も残す
トマス・ゴードン博士の考え方です。
「嫌だ」「困った」と感じている人が
問題の所有者である
とするものです。
子どもの問題を親が所有し、
解決策を示して助けてしまうと
子どもが問題解決を学ぶ機会が
失われます。
子どもが困っている場合、
何とかしたいという気持ちが
少なくともあります。
支える脇役が必要だったとしても
主に動いて解決してしまうのは
望ましいことではありません。
少し時間がかかったとしても
子どもが自分で解決するべきことも
あるのです。
また、子どもは特に困らず
好きにやっていて、
でもあなたがそれに困る
ということも当然あります。
それぞれ異なった
対応の仕方があります。
ではどうすればいいのか。
それぞれの場合に取るべき行動
をご紹介します。
まず「困る」のがあなたなら、
具体的にどう困るのか
どうしてほしいのか
を子どもに伝えます。
次に「困る」のが子どもなら、
助けを求めてこない限りは
いったん見守ります。
その代わり、助けを求めてきたり
明らかに子どもが抱えきれなさそうなら、
考えの整理や頼みに応じたサポート
によって手助けをします。
子どもの問題として見守っていたところ
あなたが困るようなことになった場合は、
問題の所有があなたに移ったと見て
あなたの気持ちを伝えて下さい。
例えば子どもが宿題を忘れる時、
先生に叱られたり勉強が遅れたりで
子どもが困っているなら、
問題の所有者は子どもです。
いったん見守り、
そろそろまずいと子どもが焦り、
あなたを頼ってきたら
あなたの出番です。
どうすれば忘れずにできるのかを
問いかけたり、
時間管理をお願いされたら
応じるなどをして支えます。
「やらなきゃ!」
と子どもが思うことが
結局は解決への早道なのです。
叱られても全く懲りず、
子どもは何ら気にしていないけれど
将来が心配で困るのならば、
問題の所有者はあなたです。
心配している気持ちを率直に
伝えてあげましょう。
自分の気持ちを優先してくれる
お母さんが困っているなら、と
お子さんも腰を上げてくれます。
このページを閉じたら今すぐ、
つい口酸っぱく言いがちなことを
3つ思い浮かべて、
問題の所有者を決めましょう!
ではまた次回、お会いしましょう。
~すもも~