本当にそう?真実を見極めるためのアクション
こんにちは!
すももです。
あなたは、
「いつも」、「また」
という言葉を使っていませんか?
「どうしていつも宿題しないの?」
「また散らかしてる!」
この前も同じことで、と回想が
頭を駆け巡ることがあるかもしれません。
ですが、少し立ち止まってみて下さい。
それは本当にいつもでしょうか?
出来たことは一度もありませんか?
今回お伝えしたいのは
STOP 過度の一般化
です。
過度の一般化とは
わずかな失敗や悪い出来事をとらえ、
「いつも」「絶対」と思い込むことです。
心理学では認知の歪みと言って、
物事の捉え方を歪めてしまう思い込みが
いくつかあります。
過度の一般化はその一つです。
一つ一つの事実は別のものであり
結果は変わるかもしれないのに、
同じように悪い結果になると
思い込んでしまいます。
子育てに限らず、
普段は問題なかったのに何らかの原因で
例外的に上手くいかないことがあります。
その例外にばかり目が行き、
良かった普段の方を見逃してしまうのです。
例えば、たまたま気になることがあって
その時だけ手が止まってしまっただけなのに
「いつも動きが遅い!」と叱ってしまったり。
今日は嫌なことがあって
少し気晴らししてからのつもりだったのに
「また宿題やってない!」と叱ってしまったり。
状況は目まぐるしく変わるのに、
十把ひとからげに叱られてしまっては
子どもはどう感じるでしょうか?
「ちゃんと見てくれてない」
「出来ている時もあるのに」
「どうせやったって・・・」
こうなってしまうと、
子どもが本当にいつもやらなくなってしまい
事態は悪化する一方です。
これを避けるために、「いつも」と思う前に
「本当にそうかな?」
と振り返ることが大切です。
いつもではなくて出来る時もある
ということが分かったら、
その違いを見ることで
解決策を探ることができます。
ステップとしては次の通りです。
①「うちの子はいつも・・・」
と思いそうになったら、
「本当にそうかな?」と振り返る。
②良い時と悪い時とで何が違うのか
を見極めて、条件を変えてみる。
③出来た時はすかさず褒める。
実はテレビがついていなければ
早くご飯が食べられるとか、
急に呼ばれて部屋を後にしたから
散らかったままだっただけとか、
ちょっとした工夫で止められることや
そこまで気にしなくてもいいことが
あるかもしれません。
ここを見分けることで
正しく場を収めることができますし、
ちゃんと見てくれていることが分かって
子どもは喜びます!
褒められると子どもはまんざらでもないため
叱られるよりも動いてくれます。
出来る時よりも出来ない時に
目が向いてしまうのは自然なことです。
ですが意識的に視点を変えることで
負のスパイラルは正の連鎖に変わります。
少し困ったその行動は
本当によくあることなのか。
それともそうでもないのか。
このページを閉じたら今すぐ、
「いつも」と感じるお子さんの行動があるか
思い出して下さい。
では、また次回お会いしましょう!
~すもも~