白と黒の間にグレーあり!折り合いをつけるには
こんにちは!
すももです。
あなたは
「この子には何を言っても無駄」
「これが出来ないなんて自分はもう駄目」
と思うことはありませんか?
良いか悪いかのどちらかしかない。
完璧でなければ意味がない。
このような考え方を白黒思考と言います。
また、ゼロイチ思考とも呼ばれます。
この考え方をしていると、
柔軟な考え方が出来ずに落ち込みやすくなったり、
子どもや自分の言動が許せなかったり、
心が疲れてしまいます。
そこで今回お伝えしたいのは、
白黒思考の反対にあたる
グラデーション思考
です。
この思考法が出来ると、
気づかなかった良い部分を知ることができ、
気持ちに折り合いをつけることが出来ます。
自分や子どもに寛大になることが出来ます。
では、なぜグラデーション思考なのでしょうか?
多くの物事には良い面と悪い面の両方があります。
全てが成功、全てが失敗ということは
むしろ少ないのではないでしょうか。
最後の味つけで分量を間違えたことで
料理は最終的に失敗してしまったけれど、
それまでの下ごしらえや火加減は良かった
ということがあると思います。
この料理は全くの失敗とは言えないはずです。
次に味つけにさえ気をつければ
美味しく作ることが出来るでしょう。
また、短所に見える部分を別の角度から見ると
長所にもなります。
要領が悪いということは、
目の前のことに集中できるということです。
すぐに怒るということは、
責任感が強いということです。
この良い部分を見逃して悪い部分にばかり注目し
自分や他者に厳しくしてしまうのが、
心理学でも有名な白黒思考なのです。
この考え方は専門家による心理療法でも
改善を目指すものとして重視されています。
そして手順を踏んで実践すれば、
日常でも活かすことができます。
グラデーション思考のやり方は、
以下の4ステップです。
1 白か黒かで考えてしまう内容を探す。
(例:子どものテストが20点だった。)
2 浮かんだとっさの考えを書き出す。
(例:『うちの子は勉強が出来ない。』)
3 とっさの考えに突っ込みを入れてみる。
(例:足し算は出来ている、今回は難しかった等。)
4 バランスの取れた考えを書き出す。
(例:今回は難しかったのかもしれないけれど、
足し算はよく出来ていた。引き算の復習が必要。)
とっさの考えは自動的に浮かぶので、
自動思考と呼ばれます。
白黒思考に気づいたら、自動思考を意識的に、
形にすることで改めて突っ込むことができます。
まずは自分に優しい考え方をすることで、
周りや子どもにも同じように考えられます。
このページを閉じたら今すぐ、
下のリンクを参考に、ご自身の短所と思う部分を
長所に書き換えてみましょう!
では、また次回お会いしましょう。
~すもも~